CLINIC
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こんにちは、アンデュースキンケアクリニック院長の山崎です。
今回は、前回に引き続きクリニック一番人気のシミ治療、「ライムライト、アキュチップ」について、効果やおすすめの方・レーザー治療との違い・施術の頻度や注意点など詳しくご紹介します。
【前回の記事】「ライムライト、アキュチップとは?施術風景・施術のQ&A」はこちら
シミやくすみの原因であるメラニンは、紫外線を主な要因として発生します。紫外線から細胞を守るためにメラニンが作られますが、通常は肌の新陳代謝によって角質となり自然に排出されます。しかし加齢や生活習慣の乱れなどで新陳代謝が滞ると、肌の中にメラニンが残ってしまいそれがシミやくすみの原因となります。
ライムライトとアキュチップの光はメラニンに反応し、色素を分解して排出を促す作用があります。ライムライトは顔全体のシミやくすみ、アキュチップはメラニンにより反応しやすいため薄いシミやピンポイントのシミに効果が期待できます。
ソバカスは一般的なシミと同じくメラニンが原因ですが、大きく異なる点はソバカスは幼少期から発生するもので遺伝による側面が大きいということです。成人する頃には徐々に薄くなる場合がありますが、紫外線やホルモンの影響でソバカスが残ったり濃くなったりする可能性もあります。メラニンが原因のため、ライムライトとアキュチップはソバカスにも有効です。
ライムライトの光は真皮層に熱エネルギーを与えることで、コラーゲン生成を促す効果があります。コラーゲンの増生された肌はキメが整い、ハリ感のある肌に導きます。ライムライトは顔全体にまんべんなく照射することが可能なので、広範囲でのコラーゲン生成が期待できます。
赤ら顔とは、顔が赤くなった状態の総称です。赤ら顔にはいくつかのタイプがあり、炎症などで肌自体が赤くなる状態・毛細血管が慢性的に拡張し肌が赤く見える状態・ほてりや温度差などで一時的に血流が増加して肌が赤く見える状態などタイプによって原因も異なります。その中でも、毛細血管が慢性的に拡張して血流が増えることが原因の赤ら顔は毛細血管拡張症と呼ばれ、"頬や顔全体にみられる場合"、"老人性血管腫とも呼ばれる点状にみられる場合"があります。
ライムライトとアキュチップの光は赤い色素に反応する性質があり、血液の色素であるヘモグロビンの赤に反応して拡張した毛細血管を収縮させるため、赤ら顔の改善が期待できます。基本的に顔全体にみられる場合はライムライト、点状の場合はアキュチップがおすすめですが、迷われている方や判断の付かない方は是非ご相談ください。
ニキビの皮脂や膿が排出されたあとも赤みがある場合は、その部分にまだ炎症が残っている状態です。皮膚は炎症が起きると、組織を修復しようと毛細血管が多く新生されるため、ニキビ跡が赤く見えるのです。ライムライトの光は拡張した毛細血管を収縮させるため、ニキビ跡の赤みの改善が期待できます。また、真皮層に熱エネルギーを与えコラーゲン生成を促すことで肌の新陳代謝を活性化する作用があるため、より効果が期待できます。
ライムライトやアキュチップは下記のお悩みがある方に特におすすめです。
シミやくすみを改善したい方
ソバカスが気になる方
レーザー治療は怖い方
施術後のテープ保護、長期間のカサブタなどのダウンタイムが取れない方
シミ治療をしながら、肌のハリ感など複合的効果も実感したい方(ライムライトがおすすめ)
気になるシミをピンポイントで治療したい方(アキュチップがおすすめ)
集中的にシミをケアしたい方(ライムライトスペシャルがおすすめ)
赤ら顔(毛細血管拡張症)を改善したい方
ニキビ跡の赤みが気になる方(ライムライトがおすすめ)
美容分野における光治療が一般的になる前、シミの治療方法としてレーザーが利用されていました。レーザーは現在でもシミ治療に有効な方法ですが、光治療とはどのような点が異なるのか、それぞれの違いを詳しくご紹介します。
まず光とレーザーの大きく異なる点として、波長の違いが挙げられます。ライムライトは520~1100nm(ナノメートル)、アキュチップは500~635nmと幅のある波長です。レーザーの種類によって波長は異なりますが、例えば当院のQスイッチヤグレーザーは532nm、トーニングレーザーは1064nmと特定の波長が決まっています。波長によって肌への効果が変わってきますので、波長幅のある光治療はシミ・ソバカス・くすみなどの黒い色素や赤ら顔・ニキビ跡などの赤い色素に反応し効果自体も幅広くなります。レーザーは波長の幅はありませんが、黒い色素に反応する波長や赤い波長に反応する波長などを選択できるため、ターゲットの部分に集中的に照射が可能です。
2つめに大きく異なる点として、パルス幅の違いが挙げられます。パルス幅とは、光やレーザーが照射される時間の事を指します。パルス幅(照射時間)が長いとターゲットの周囲にもエネルギーが広がり、短いとターゲットのみに作用します。光治療はパルス幅が長く、照射した範囲に広くマイルドに効果を発揮します。レーザー治療はパルス幅が短く、照射した周囲にはエネルギーが広がりにくく狙った部分のみに強く効果を発揮します。また施術後の違いとして、一般的に光治療は施術後テープ保護なども必要ありません。レーザー治療は肌に強いエネルギーを与えているため、施術後7~14日間ほど外用薬塗布やテープ保護などが必要です。
光治療とレーザー治療の違いはカウンセリングでも多くのご質問をいただきます。どちらの施術が優れているかということではなく、効果の出方やダウンタイムが異なるため、お悩みの症状や治療の目的によって適した施術方法を選択することが重要です。レーザー治療に関しては、今後のブログで改めて取り上げたいと思います。当院では、シミの状態やお悩みによってより良い施術をご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。
ライムライト、アキュチップが気になる、施術をしてみたいという方はまずお電話で予約をお願いいたします。当日でも予約状況により追加は可能ですが、事前の予約をおすすめします。
ライムライト、アキュチップをご希望の方には、医師によるカウンセリングがあります。肌の悩みやご不安に思っていることがあればお気軽にご相談ください。
日常生活で大きな制限はありませんが、施術をした部分をこすったりしないように注意してください。洗顔する際は、1週間程スクラブ洗顔は使用せず通常の洗顔フォームなどで優しく洗ってください。また外出する際は日焼け止めの使用をお願いします。心配なことがあれば、必ず医師が診察いたしますのでお気軽にお申し付けください。
お悩みの症状や状態によっても異なりますが、1か月に1回のペースで4~5回程の施術、その後はメンテナンスとして2~3か月に1回の施術をおすすめしています。気になった頃に施術をすると良いと思いますので、それ以上期間が空いてももちろん問題ありません。
様々な効果を期待できるライムライト、アキュチップですが、下記に該当する方はお受けいただけません。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回更新は2月13日(月)、スタッフが施術しました!バージョンアップした切らないリフトアップ術、「糸リフト(頬・フェイスラインリフト)」についてご案内いたします。また、LINE公式アカウントでもお得な情報などを配信していますので、画面右下からLINE友だち登録をお願いいたします!
PROFILE
山崎 和紀(やまざき かずのり)
杏林大学医学部 卒業
杏林大学医学部附属病院 勤務
名古屋大学医学部附属病院形成外科 勤務
静岡済生会病院形成外科 勤務
虎の門病院形成外科 勤務
東京西徳洲会病院形成外科部長就任
2018年アンデュースキンケアクリニック院長就任
日本専門医機構形成外科領域専門医
日本美容皮膚科学会正会員
サーマクール認定医
アンデュースキンケアクリニック
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