Dr.の美容コラム

こんにちは、アンデュースキンケアクリニック院長の山崎です。

今回は前回に引き続き、導入以降大人気の目元専用たるみ治療器である「サーマクールアイ」について、おすすめの方・サーマクールCPTとの違い・施術の流れや頻度・注意点など詳しくご紹介します。

【前回の記事】「サーマクールアイとは？ビフォーアフター・効果・メリット◆院長と副院長の両名が施術を受けました◆」はこちら

4．サーマクールアイはこのような方におすすめ

サーマクールアイは下記のお悩みがある方に特におすすめです。

まぶたのたるみが気になる方
まぶたの細かいシワが気になる方
昔に比べて二重の幅が狭くなってきた方
昔に比べて目が小さくなったように感じる方
目の下のシワや小ジワが気になる方
まぶたや目の下の手術に抵抗がある方

５．サーマクールアイとサーマクールCPTの違い

サーマクールアイとサーマクールCPTの機械本体は同一のものを使用しています。サーマクールCPTはトリートメントチップと呼ばれる、肌との接触面の部品を「顔・アゴ下用」と「目元用」から選択することが可能です。施術する部位に適したトリートメントチップを使用することで、安全で効果的な治療が実現します。

カウンセリングでもサーマクールCPTとの違いをよくご質問いただきますので、どのような点が異なるのかそれぞれの違いをご紹介します。

5-1.照射する深さと部位の違い

サーマクールアイは強い熱エネルギーを真皮層に照射します。コラーゲン収縮・コラーゲン生成を促し、ハリのある若々しい印象の目元に導きます。目元専用のトリートメントチップを使用することで、通常のたるみ治療器では施術が難しかったまぶたや目の下まで安全に照射が可能です。

サーマクールCPTは仕組みや作用などはサーマクールアイと同様ですが、照射する層が少し深くなり、真皮から脂肪層にかけ強い熱エネルギーを与えます。眼球付近を除く顔全体とアゴ下の照射が可能で、頬やアゴ下のたるみ・ほうれい線の改善、小顔効果などが期待でき、全体的に引き締まった印象の小顔へ導きます。

5-2.持続期間の違い

サーマクールアイもサーマクールCPTも施術後48時間後からコラーゲン収縮が始まります。その後、サーマクールアイは1か月程でコラーゲン生成がより促進され、半年程の持続が期待できます。サーマクールCPTは、より深く広範囲の脂肪層まで照射をするため、1か月半程で徐々にコラーゲン生成が促進され、その後半年～1年程の持続が期待できます。

どちらも持続期間の後すぐに元に戻るわけではなく、加齢や生活環境などの影響で徐々にたるみやシワが現れてきます。より良い状態の維持が期待できるため、サーマクールアイは半年に1回、サーマクールCPTは半年～1年に1回の施術をおすすめしています。

5-3.併用することでより全体的なケアが可能

サーマクールアイとサーマクールCPTは同日の施術も可能で、より高い効果を得たい、大切なイベントの前などに全体的なスペシャルケアをしたいとご希望の方に人気です。サーマクールCPTは額にもしっかり照射を行うので、目が開きやすくなり、目元がすっきりする効果が期待できます。目元のたるみに特化したサーマクールアイと組み合わせることで、より高い効果が期待でき、大変おすすめです。

６．サーマクールアイの施術の流れ・施術の頻度

6-1.予約

サーマクールアイが気になる、施術をしてみたいという方はお電話で予約をお願いいたします。当日でも予約状況により追加は可能ですが、事前の予約をおすすめします。

6-2.カウンセリング

サーマクールアイをご希望の方には、医師によるカウンセリングがあります。症状の悩みやご不安に思っていることがあればお気軽にご相談ください。

6-3.施術

前回の記事「実際に施術をしました」施術の様子はこちら

6-4.施術後

施術後、赤みが出る場合がありますが、当日中に徐々にひいていきます。日常生活の制限はなく、施術後からメイクも可能です。尚、少しでも心配なことがあれば、必ず医師が診察いたしますのでお気軽にお申し付けください。

6-5.次回の施術、頻度

個人差はありますが、48時間後からコラーゲン収縮が始まります。その後、1か月程でコラーゲン生成がより促進され、まぶたのたるみ・シワ、目の下の小ジワ改善などの効果が期待できます。

長期的な効果の望めるサーマクールアイは、半年に1回のペースの施術をおすすめしています。気になった頃に施術をすると良いと思いますので、それ以上期間が空いてももちろん問題ありません。

7．サーマクールアイの注意点

様々な効果を期待できるサーマクールアイですが、下記に該当する方はお受けいただけません。

• 皮膚に炎症を起こしている方（強い日焼け・皮膚炎等）
• 日光過敏症の既往歴がある方
• 妊娠中、妊娠の可能性がある方
• アイラインのアートメイクをしている方（照射部位に入っている場合のみ）
• 金の糸の施術を受けたことのある方
• 治療部位に金属プレートを埋め込んでいる方
• 他院で４週間以内に美容治療を受けた方　(部位やレーザーの種類によって可能な場合があります）
• ペースメーカーまたは内部除細動器を装着している方
• 糖尿病や創傷治癒に体質的障害がある方
  
  
  

8．サーマクールアイのまとめ

• 2002年にFDA（アメリカ食品医薬品局）で「メスを使わないたるみ治療」として世界で最初に認可を受けた、サーマクールの目元専用たるみ治療器がサーマクールアイです。進化したサーマクールCPTの機械本体に、目元専用のトリートメントチップを使用して、眼球のある部分にも安全に施術が可能になりました。

• 肌内部を安全かつ効果的に加熱できるRF（高周波）を用いた目元専用のたるみ治療器です。強い熱エネルギーを発生させ、コラーゲン収縮とコラーゲン生成を強力に促す作用があります。コラーゲン収縮による皮膚の引き締め・コラーゲン生成によるハリ向上が期待できます。

• 目元専用のトリートメントチップは5ミリ四方の大きさで、繊細な目元にも密な照射が可能です。尚、当院はサーマクール認定施設であり、正規のトレーニングプログラムを修了したサーマクール認定医がメソッドに基づき施術を行います。また、施術で用いる物品なども全て正規品を使用しています。

• 様々な効果がありますが、まぶたのたるみ、シワ・昔に比べて狭くなった二重の幅・目の下のシワ、小ジワの改善などが期待できます。

• それまでまぶたのたるみ治療はメスを用いた外科的処置が一般的でしたが、サーマクールアイは機械での治療が可能になりました。サーマクールアイの施術後は赤みが出る場合がありますが当日中に徐々にひいていきます。また施術後からメイクも可能なため、ダウンタイムもほとんど気にせず施術が受けられると仰る方が多いです。

サーマクールアイの治療についてご興味のある方、是非お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回更新は９月下旬頃、大人気のメスを使わないたるみ治療である「糸リフト（こめかみリフト）」についてご案内いたします。また、LINE公式アカウントでもお得な情報などを配信していますので、画面右下からLINE友だち登録をお願いいたします！

ＰＲＯＦＩＬＥ

山崎　和紀（やまざき　かずのり）

杏林大学医学部　卒業
杏林大学医学部附属病院　勤務
名古屋大学医学部附属病院形成外科　勤務
静岡済生会病院形成外科　勤務
虎の門病院形成外科　勤務
東京西徳洲会病院形成外科部長就任
2018年アンデュースキンケアクリニック院長就任

日本専門医機構形成外科領域専門医
日本美容皮膚科学会正会員
サーマクール認定医

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