CLINIC
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こんにちは、アンデュースキンケアクリニック院長の山崎です。
今回は、前回に引き続き「糸リフト(鼻背リフト)」について、施術風景とQ&Aや効果・メリット、おすすめの方、施術の流れ・頻度、注意点、まとめを詳しくご紹介させていただきます。
今回の施術内容は、糸リフト(鼻背リフト)で4本の糸を挿入しました。糸は基本的に複数本使用しますが、医師とのカウンセリングで、その方に合った本数をご提案させていただきます。
A. 施術では表面と内側の2回に分けて麻酔をしていきます。最初の麻酔の痛さはありますが、すぐに麻酔が効きますので、糸を入れている時の痛さはほとんどありません。まず1回目では、「鼻先」の表面近くに注射で麻酔をします。これは、「鼻筋」の麻酔で使用する針を刺すための麻酔です。2回目は「鼻筋」に麻酔をします。鼻には大切な血管があるので、傷つけないように注意が必要です。そのため鼻筋の麻酔は、鈍針(どんしん、マイクロカニューレ)という先が尖っていない丸いものを使用します。個人差はありますが施術中の痛みはほとんど感じなかったというお声を頂くことが多いです。万が一痛みがある場合には、その都度麻酔を追加することができますので、ご心配であればご相談ください。今回施術したスタッフは、「多少押される感じがあったが、痛みは感じなかった」とのことでした。
A.施術直後は、針を刺入したことによる赤みや腫れが出ることがありますが、2~3日程度で徐々に引いてきます。内出血が出る場合もありますが、約1週間で改善します。また麻酔が効いているため、肌が白っぽくなって感覚が鈍くなりますが、1~2時間で通常に戻ります。麻酔が切れても、痛みを感じる方はほとんどいらっしゃいませんが、念のため痛み止めの内服薬をお渡しいたします。さらに術後の感染を予防するために、抗生剤を処方いたします。3日分のお渡しになりますが、飲み忘れや途中でやめてしまうと感染のリスクがありますので、必ず飲み切っていただいております。当院で施術後に感染が確認された方は今までにいらっしゃいません。
メスを使用してプロテーゼや自家軟骨を移植する手術に比べて、内出血や腫れなどのダウンタイムが圧倒的に少ないことが糸リフト(鼻背リフト)のメリットといえます。プロテーゼなどの挿入後に使用される、包帯やギプスなどの必要もありません。また自然な感じに仕上がりますので、施術したことを周囲の人に知られたくない方にもおすすめの施術です。当日からお化粧が可能ですので、内出血などが気になる方はダウンタイム中もメイクで隠していただくことができます。
糸リフト(鼻背リフト)では不自然な鼻にはなりません。合わないプロテーゼやヒアルロン酸を入れすぎで、鼻の付け根の「鼻根」と呼ばれる部分が太く高くなり、映画アバターのキャラクターのような、いわゆる「アバター顔」になり、正面も横顔も不自然になってしまう症例があります。糸リフトも腫れがあるうちは、鼻の付け根が多少太くなったように見えますが、腫れが完全に収まった1~2週間後からは、化粧をしていない状態でもハイライトを入れたような、すっと通った鼻筋になります。また糸を入れた分の高さが出ますので、ナチュラルな高さが期待でき、正面だけではなく横顔もナチュラルに変化します。
今回施術したスタッフは、友人と会っても気づかれなかったそうです。鼻に糸を入れたことを伝えると「綺麗な鼻だと思っていたけど、糸を入れているとは思わないくらい自然だった」と言われたそうです。
A.1回の施術でだいたい4本が目安となっています。一人ひとり、元の鼻の形や高さやなりたいイメージも異なるため、それによって使用する本数が変わる場合があります。施術前にカウンセリングをさせていただいておりますので、ご希望のイメージをご相談いただき、本数を検討します。また1回目の施術後、さらに効果が欲しいという方は、2週間後から追加挿入が可能です。追加を希望される方は、2本ずつの追加をおすすめすることが多いです。一度にたくさん入れ過ぎて、希望のイメージを超えてしまうことを防ぐためです。糸は次第に溶けていきますが、吸収されるまでに約1年かかりますので、慎重にデザインしていく必要があります。
A.当院では効果をより実感していただきながら、なるべく施術部位に負担がかからないよう、施術前後の施術可能期間を設けています。施術前ですと、HIFUやレーザーなどの前日に受けても問題がない施術もあれば、ダウンタイムが出る可能性があるヒアルロン酸やボトックス、強いレーザーなどは期間を空けていただく必要があります。施術後は糸を定着させるために、鼻に直接施術をする注射の施術や強いレーザーなどは期間を開けていただいております。また同日に施術可能なものや、期間を空けずにお受けいただけるメニューもございますので、心配なことやご不明点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
プロテーゼ等の挿入ですと1回でとても変わったように見えますが、自然な変化を期待することは難しいです。また希望のイメージではなかった場合に、再手術をして切開・摘出・抜糸を再度行わなければならないリスクがあります。対して糸リフト(鼻背リフト)は、自然な仕上がりになります。なるべくナチュラルに整えることを目指しますので、最初はからたくさん入れることはありません。あくまでも自然に変化するように、もの足りなくなったら徐々に追加するという方法をおすすめしています。
切開をすると大事な血管を傷つけたり、組織を裂いてしまったりする可能性がありますので、合併症のリスクが伴います。しかし糸リフト(鼻背リフト)は切開の必要がなく、鼻先の小さな針穴からアプローチしますので、ダウンタイムやリスクを最小限に抑えることができます。また、糸と一体型になっている針や鼻筋に麻酔をする際の針も、鈍針(マイクロカニューレ)を使用して安全に施術をお受けいただけるようにしています。鼻先に小さな針跡があるのみで、当日からお化粧ができますので、お仕事があまり休めない方やご家族に知られたくない方におすすめです。
刺入した糸は約1年間かけて徐々に分解され、体内に吸収されていきます。またその間にコラーゲンの増生が行われます。糸が溶け切った後もゼロには戻らず、増生されたコラーゲンの分の高さがでますので、自然な鼻筋のラインが続きます。
糸リフト(鼻背リフト)が気になる、施術をしてみたいという方はお電話で予約をお願いいたします。糸リフト(鼻背リフト)の施術は、まずカウンセリングを受けていただき、後日施術のご案内となります。
糸リフト(鼻背リフト)をご希望の方には、医師によるカウンセリングがあります。お悩みやご不安に思っていることがあればお気軽にご相談ください。
施術時間は麻酔の時間を入れて、約1時間です。
日常生活で大きな制限はありませんが、内出血が長引く可能性があるので、当日中の長時間の入浴・サウナ・激しい運動・飲酒は控えてください。赤みや腫れ、内出血してしまっても、1~2週間では徐々に引いていきます。尚、患部のマッサージは2週間程控えてください。 糸リフト(鼻背リフト)の糸は1年ほどで徐々に吸収されますが、コラーゲン増生により長期間の効果が期待できます。基本的には1年に1回の施術をおすすめしていますが、高さや鼻筋のラインが気になった頃に施術をすると良いと思いますので、それ以上期間が空いてももちろん問題ありません。もう少し効果が欲しい場合は、2週間空けての追加が可能です。 様々な効果を期待できる糸リフト(鼻背リフト)ですが、下記に該当する方はお受けいただけません。 皮膚に炎症を起こしている方(強い日焼け・皮膚炎等) 最後までお読みいただきありがとうございました。次回更新は12月下旬、印象を大きく左右する!「頭髪の脱毛症・薄毛」についてご案内いたします。 また、LINE公式アカウントでもお得な情報などを配信していますので、友達追加もお待ちしております! PROFILE 山崎 和紀(やまざき かずのり) 杏林大学医学部 卒業 日本専門医機構形成外科領域専門医 アンデュースキンケアクリニック 横浜市営地下鉄ブルーライン:新横浜駅から快速3駅9分、横浜駅から快速4駅18分、あざみ野駅から3駅6分/グリーンライン:日吉駅から6駅12分、中山駅から3駅6分と多方向からアクセス可能。7-4.施術後
また、ごく稀に糸の露出・表情を動かす際の違和感・皮膚が痺れる感覚やつっぱる感覚を生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数か月で自然消失します。少しでも心配なことがあれば、必ず医師が診察いたします。お気軽にお申し付けください。7-5.次回の施術、頻度
8.糸リフト(鼻背リフト)の注意点
局所麻酔薬のアレルギーの方
妊娠中、妊娠の可能性がある方
授乳中の方
他院で4週間以内に美容治療を受けた方(部位やレーザーの種類によって可能な場合があります)
糖尿病や創傷治癒に体質的障害がある方9.糸リフト(鼻背リフト)のまとめ
糸リフト(鼻背リフト)の治療についてご興味のある方、是非お気軽にご相談ください。
杏林大学医学部附属病院 勤務
名古屋大学医学部附属病院形成外科 勤務
静岡済生会病院形成外科 勤務
虎の門病院形成外科 勤務
東京西徳洲会病院形成外科部長就任
2018年アンデュースキンケアクリニック院長就任
日本美容皮膚科学会正会員
サーマクール認定医
神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央 50?17 CMポートビル 9F
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