CLINIC
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肌が重力によって下がっている状態のことです。原因は様々ですが、乾燥による水分の低下や紫外線のダメージなどにより、真皮を支える役割を果たす線維成分であるコラーゲンとエラスチンの断裂や欠乏、肌の水分や潤いを保つ役割のヒアルロン酸の減少で肌のハリや弾力が失われます。
また、肌深部の脂肪の緩みや筋膜の衰えなどにより下垂していきます。
たるみの生じる部位は様々で、次の7つが特に下垂しやすい部位です。
目の上のたるみ治療方法
まぶたがたるむと実年齢より老けてみえたり、疲れたようにみえます。まぶたは皮脂腺が少なく乾燥しやすいためハリや弾力が失われ、さらに摩擦などの刺激で皮膚が伸びてしまうことも原因です。
また目の疲れにより血流やリンパの流れが悪くなり、むくみが生じて、やがてたるみとなります。
目の下のたるみ治療方法
人間の眼球は「眼窩脂肪」というクッションに支えられ、眼窩脂肪は「眼輪筋」などの表情筋に支えられています。
加齢に伴い筋力の衰えてきた眼輪筋は眼窩脂肪を支えることが難しくなり、眼窩脂肪が飛び出してきた結果、徐々に目の下にふくらみが出現してきます。また乾燥、コラーゲンやヒアルロン酸の減少によりハリや弾力が失われ目元がくぼんできたりします。
ほうれい線のたるみ治療方法
ほうれい線が目立ってくる原因は様々ありますが、真皮のコラーゲンやヒアルロン酸の減少、表情筋の衰え、頬の皮下脂肪の下垂などです。ほうれい線が目立ってくると実年齢よりも老けてみえてしまいます。
頬のたるみ治療方法
頬のたるみは、ほうれい線や口角のたるみ、フェイスラインのたるみなどの原因になります。
皮下脂肪の下垂、真皮のコラーゲンやヒアルロン酸の減少、筋膜の緩みなどでたるみが生じます。
フェイスラインのたるみ治療方法
頬や口角が下垂してくるとフェイスラインもたるみ、結果的にアゴ下のたるみにつながります。
原因は様々ですが、むくみや体重増加で脂肪がつき重力によってたるんだり、咀嚼する回数が不十分だったり、口呼吸などで徐々に筋肉が衰えたりすることで、フェイスラインのたるみが目立ってきます。
アゴ下のたるみ治療方法
アゴ下はフェイスラインと同様の原因でたるみが生じることが多いです。また、顔の中で最も低い位置にあるアゴは顔全体の脂肪が下垂してくるため、たるみが目立ちやすいです。特にアゴ周辺にはリンパが集中しているため、リンパの流れが滞るとむくみを生み出し、二重アゴの原因となります。
首のたるみ治療方法
首は重い頭部を支える部分であり、普段から負荷がかかっています。また汗をかきやすい部分なので、水分が失われ乾燥しやすい部位でもあります。筋肉が衰えたり、乾燥してハリや弾力が失われるとたるみが生じます。また猫背などの姿勢の悪さなども首のたるみに影響します。
肌に線状の溝ができた状態のことです。最初は浅い小ジワとして現れ、加齢や生活環境などで徐々に深くなっていきます。原因や種類は様々で大きく次の4つに分類されます。
表情ジワ治療方法
顔には表情筋という表情を表す数種類の筋肉があります。表情を作った時だけ出ていたシワが同じ表情を繰り返すことで、表情筋の上にある皮膚にゆがみが生じてシワが定着します。
額の横ジワ、眉間や上口唇の縦ジワ、目尻の刻まれたシワ、アゴにできる梅干しジワなどが特にシワになりやすい部分です。
たるみジワ治療方法
皮膚や脂肪、筋膜などの緩みで下垂したたるみによって生じる大きく深いシワです。
目の下やほうれい線、マリオネットライン、首などがたるみジワになりやすい部分です。
ちりめんジワ治療方法
肌表面に現れるちりめんのように細かく浅いシワです。
乾燥ジワとも呼ばれ、肌の保水力の低下などにより年齢に関わらず生じます。目元や口元などが特にちりめんジワになりやすい部分です。
真皮ジワ治療方法
真皮層まで到達した深いシワです。ちりめんジワと異なり、保湿をしても改善が難しいのが特徴です。
ちりめんジワが蓄積され、表情ジワでシワが定着していき、最終的に深い真皮ジワへ進行します。
目元や額などがシワになりやすい部分です。
「ハリのある肌」とはピンと張った弾力のある状態のことです。ハリが最もあるのは赤ちゃんの肌で、加齢、紫外線ダメージ、乾燥、糖化、喫煙などの様々な原因によってハリが失われていきます。
ハリが失われるとシワやたるみが目立つようになります。ハリを保つためには、真皮層に存在するコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの成分を減少させないことが大切です。